現代病である慢性炎症アレルギーを予防するために、下記に紹介している記事で次のようなことが分かってきました。
・オメガ3の中でも特にEPAを良く摂るべき。EPAは炎症抑制エイコサノイドの前駆物質である。
・オメガ6の中でも特にARAアラキドン酸を抑制すべき。アラキドン酸は炎症亢進性エイコサノイドの前駆物質である。
ということで、日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表(卵類)から、アラキドン酸のランキングを抽出してみました。可食100gあたりアラキドン酸の含有量です。
※文科省、日本食品標準成分表2015年版(七訂)
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365295.htm
順位、食品名、100gあたりARA量(mg)
1 卵類/鶏卵/卵黄/乾燥卵黄 1100mg
2 卵類/鶏卵/全卵/乾燥全卵 700mg
3 卵類/鶏卵/卵黄/生 480mg
4 卵類/鶏卵/卵黄/ゆで 470mg
5 卵類/鶏卵/卵黄/加糖卵黄 390mg
6 卵類/あひる卵/ピータン 250mg
7 卵類/うこっけい卵/全卵、生 210mg
8 卵類/鶏卵/全卵/水煮缶詰 180mg
9 卵類/鶏卵/全卵/加糖全卵 170mg
9 卵類/鶏卵/全卵/ポーチドエッグ 170mg
11 卵類/うずら卵/水煮缶詰 160mg
12 卵類/鶏卵/全卵/生 150mg
13 卵類/鶏卵/全卵/ゆで 140mg
14 卵類/うずら卵/全卵、生 130mg
15 卵類/鶏卵/たまご焼/厚焼きたまご 120mg
15 卵類/鶏卵/たまご焼/だし巻きたまご 120mg
17 卵類/鶏卵/たまご豆腐 71mg
18 卵類/鶏卵/卵白/乾燥卵白 7mg
19 卵類/鶏卵/卵白/生 1mg
ここから分かること、日常生活で注意すべき事を箇条書きにしてみます。アラキドン酸のことをARAと表記します。
1、ARAは卵黄に集中し、卵白にはほとんど含まれない。
2、鶏卵は生よりも茹でた方がわずかにARAが減る。
3、ピータン(あひる卵)は鶏卵よりもARAが多いので注意。
4、うずら卵の方が鶏卵よりもARAが少ない。
5、たまご豆腐などの加工食品の方が全卵よりもARAが少ない。
どうでしょうか、卵を摂るなら「ゆで卵で」「うずら卵も活用して」というのがポイントになりそうです。
※参考記事
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