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慢性炎症対策食品

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必須脂肪酸(オメガ3およびオメガ6不飽和脂肪酸)の代謝経路を理解しているかどうかが生死の境目となるでしょう。必須脂肪酸から生合成される生理活性物質「エイコサノイド」の代謝経路図を暗記しましょう。生死の境目ですから命懸けでございます。↓コレです。

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オメガ6の摂りすぎは良くない、オメガ3を積極的に摂ろうと言われますが、オメガ6やオメガ3にも色々ありまして、炎症亢進作用または抗炎症作用を持つ「エイコサノイド」の生合成との「距離」が異なるわけでございます。

オメガ3脂肪酸(カルボキシ基COOHに、メチル基CH3が数珠つなぎになっているもの)は端から3番目の炭素結合が電子4個を共有する二重結合になっているものですが、アルファリノレン酸(ALA)は炭素18個、EPAは炭素20個、DHAは炭素22個となっています。

オメガ6脂肪酸は端から6番目の炭素結合が電子4個を共有する二重結合になっているものですが、リノール酸は炭素18個、アラキドン酸は炭素20個となっています。

「エイコサノイド」の代謝経路図にあるように、抗炎症作用を持つエイコサノイドはEPAから生合成されますし、炎症亢進作用を持つエイコサノイドはアラキドン酸から生合成されます。オメガ6でも、リノール酸からは抗炎症作用を持つエイコサノイドが合成されます。EPAとDHAの代謝は相互に行われますが、ALAとEPAの代謝は一方通行です。ALAの10-15パーセントがEPAに変換されると言われています。これらのことから、必須脂肪酸のランキングを御紹介致します。

抗炎症作用オメガ3脂肪酸ランキング

1位、EPA(イワシ、トロマグロ、サバ、ブリ、サンマ、海苔)

2位、DHA(トロマグロ、サバ、サンマ、すじこ)

3位、ALA(えごま油、あまに油、くるみ)

炎症亢進オメガ6脂肪酸ランキング

1位、アラキドン酸(鶏卵、豚レバー、豚肉、サバ、マグロ、ブリ、イワシ、すじこ、わかめ、こんぶ、ひじき)

2位、リノール酸(サフラワー紅花油、コーン油、大豆油、ごま油、くるみ、あまに油、えごま油)

なんと、興味深いランキングです。青魚にはEPAも入っていますが、アラキドン酸も入っていることが多く、「EPAは入っているがアラキドン酸は入っていない」というベストな魚はサンマのみとなっておりました。アラキドン酸を回避するという意味では、「えごま油、あまに油、海苔」の摂取も有効でしょう。また、豚肉と豚レバーと鶏卵にはアラキドン酸が入っているのですが、牛肉と鶏肉とラム肉にはあまり入っていないのですね。

ということで、関節リウマチや膠原病などの慢性炎症、アトピーなど慢性アレルギーでお悩みの方は、サンマと牛肉と鶏肉とラム肉と海苔を少し増やしてみると良いでしょう。なかなか論文などでは検証されていないことですが、認知症や鬱病など、脳の不調も慢性炎症が関係している可能性がありますから、上記の対策を試す価値はありそうです。

※参考記事

オメガ3を増やしてオメガ6を減らせ!

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