以前「漢方でコロナに勝つ!」という記事で、セルフメディケーションの範囲内の対策をご紹介いたしましたが、どうも日本国内は第2波の様相を呈して参りました。岩手県初の感染者や、1日の感染者数で、大阪200人超えや、東京の300人超えなど、再拡大が懸念される事態となっています。
新型コロナ感染者の過半数は無症状や軽症者ということですが、重症者は「サイトカインストーム」が命取りになる場合が多いようです。免疫反応が暴走して炎症シグナルであるサイトカインが過剰に産生され、自分自身の細胞を攻撃してしまうのだそうです。それで、再度、サイトカインストームの予防になりそうな漢方を調べてみました。人類は長年感染症=サイトカインストームと闘ってきたわけですから、漢方薬の中にもヒントが含まれているはずです。新型コロナウイルスに特異的に作用するような薬でなくても、サイトカインストームさえ抑えることができれば自然免疫の作用でコロナを撃退できる可能性も高まるというわけです。
※7-amino-4-methylcoumarinのサイトカイン抑制作用
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10948110?tocOpened=1
※7-hydroxycoumarinの炎症性サイトカイン抑制作用https://kaken.nii.ac.jp/en/file/KAKENHI-PROJECT-20590131/20590131seika.pdf
※甘草リコリスのサイトカイン抑制作用
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29246138/
クマリンというのは、葛根湯に含まれる桂皮=シナモンに含まれる化合物です。桂皮や甘草は、十全大補湯や葛根湯や小青竜湯など色んな漢方薬に使われていますし、パン屋で売ってるシナモンロールにも入ってますね。
※クルクミンのサイトカイン抑制作用
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25600522/
クルクミンってカレーのスパイスであるウコンに含まれているポリフェノール化合物ですね。コロナ予防にカレーが良いかもしれないと示唆されることになります。
※はとむぎ(ヨクイニン)のサイトカイン抑制作用
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22353428/
はと麦茶にサイトカイン抑制作用が期待できるんですね。白米に混ぜる雑穀としてハトムギを追加する作戦も考えられそうです。3類医薬品のヨクイニンタブレットも良いでしょう。
※当サイトの抗炎症記事検索結果
https://brain-food.info/?s=抗炎症
※参考記事
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