夏バテで食欲が無い時は?

http://www.shionogi-hc.co.jp/berizym-kouso/

 

消化酵素を補って食欲不振を改善させるという作戦があるようです。シオノギさんが「ベリチーム酵素」という消化薬を出していますね。

http://www.shionogi-hc.co.jp/whatsnew/pdf/20180301.pdf

なんと、発売されたのがつい最近、2018年3月1日だったんですね。

アマゾンならこちら↓で買えます。

おじいちゃんおばあちゃんが夏バテで食欲不振で元気が無いのを見ると心が痛みます。うちはまだ試してないのですが今度試してみようかと思います。3類医薬品ですので、重篤な副作用については比較的安心できますね!

指定医薬部外品の、「強力わかもと」も良さそうです。こちらは3類医薬品よりも更に副作用の心配が薄いです。

食欲不振で食べないでいると、低栄養状態となって、サルコペニア(加齢による筋肉低下)、フレイルティ(老衰虚弱)のリスクが出て来ます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/サルコペニア

悪循環を断ち切るために、食事量、運動量、筋肉量を維持しなければなりません。夏バテでお困りの場合は、消化酵素を補うことも検討して下さい。

また、食べる量が少ないのであれば、少量で豊富な栄養を摂ることができる、スーパーフード(チアシード、ゴマ、スピルリナ、マカ、クコの実(ゴジベリー)、カカオ、ココナッツ、アサイー、カムカム、ブロッコリースプラウト、麻の実(ヘンプ)、トウガラシ、抹茶、わさび、胡椒、鶏卵)や、牛ヒレ肉、レバー肉など、高栄養食品を意識的に摂ると良いですね。

アレルギーを腸で治す?

藤田紘一郎、「大人のアレルギー」は腸で治す、大和書房

読了しました。非常に考えさせられる内容です。最も印象的なことは、「私たちの体を構成する細胞は1万年前から変わっていない」ということですね。細胞は変わっていないのに生活が変わってしまった。だから細胞にとってストレスになるような清潔すぎる現代文明社会との関わりを考え直せという教えです。

藤田先生の提案を列挙してみます。

1、アトピーなら、薬用石けんで洗うことを控えて、軽く水洗いに留めよ。自分自身の皮脂が最高のバリアである。その皮脂を洗い落とすな。

2、地面に落ちた食べ物を拾って捨てずに食べよう。昔の人と同じように「不潔に=自然に」生活せよ。

3、腸内細菌を守るため、抗生剤、塩素入りの水(水道水を飲むこと)、保存料などの食品添加物は控えよ。加工食品禁止。

4、様々な食材を万遍なく摂取せよ。同じ食材をとり続けるとアレルギーの許容量を超えやすくなる。

5、抗ヒスタミン薬や、ステロイド剤、アレルゲン隔離策には限界がある。腸内細菌を増やしてアレルギー体質から脱却することが必要である。

6、鼻水くしゃみには「小青龍湯」、アレルギー全般に「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」、子供には「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」。

7、大人は精製された炭水化物を控え、主食は全粒穀物に変え、糖質制限によってアレルギーが改善する。

8、サラダ油やマーガリンは控えよ。オメガ3脂肪酸(アマニ油、エゴマ油、青魚油)が不足しているので積極的に摂る。

9、オメガ9脂肪酸のオリーブ油も積極的に摂るべし。イタリアでは便秘解消に毎朝スプーン1杯飲む習慣もある。

10、週に2回ビフテキを食べて性ホルモンの分泌を維持せよ。

11、食事の前に小皿1杯分の生キャベツを摂る「食前キャベツ」で腸内環境を整えよ。味噌を少しつけると良い。

12、オリゴ糖を毎日摂取。キャベツ、タマネギ、ゴボウ、トウモロコシ、ジャガイモ、アスパラガス、大豆をローテーションで摂取。

13、レンコン、シソ、クレソン、ニンニクで、アレルギーを緩和せよ。

14、「笑い」はアトピーの最高の特効薬である。明るくポジティブな思考が免疫力を高めてアトピーを治す。

15、規則正しい生活と朝食で、腸を活性化させよ。

16、農家の子にはアレルギーが少ない。子供は泥んこ遊び、大人は土いじりが大切である。

どうです?抗ヒスタミン薬を飲む前にやることが沢山あると思いませんか?やることやって、それでもどうしても困ったときだけ飲むようにしませんか?抗ヒスタミン薬は!

食事性コレステロール

莫大な費用と時間を掛けて作成された日本人の食事摂取基準、活用しない手は無いですね。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html

 

この2015年報告書で興味深い記述を見つけました。脂質に関する項目の125ページから引用します。

コレステロールは体内で合成できる脂質であり、12~13 mg/kg 体重/日(体重 50 kg の人で 600~650 mg/日)生産されている )。摂取されたコレステロールの 40~60% が吸収されるが )、個人間の差が大きく遺伝的背景や代謝状態に影響される。このように経口摂取されるコレステロール(食事性コレステロール)は体内で作られるコレステロールの 1/3~1/7 を占めるのに過ぎない。また、コレステロールを多く摂取すると肝臓でのコレステロール合成は減少し、逆に少なく摂取するとコレステロール合成は増加し、末梢への補給が一定に保たれるようにフィードバック機構が働く。このためコレステロール摂取量が直接血中総コレステロール値に反映されるわけではない )。

なんと、コレステロールというのは、食事から摂ったもの(食事性コレステロール)は2割程度しか血中濃度に反映されないというわけです。脂質異常症や、高コレステロール血症、動脈硬化の観点からは、8割の対策は「コレステロール制限ではない!」ということなんですね。鶏卵についても興味深い記述がありますので、引用します。脂質に関する項目の125ページです。

動脈硬化関連疾患に関しては、卵(鶏卵)はコレステロール含有率が高く、また日常の摂取量も多いため、卵の摂取量と疾患リスクを調べることにより、コレステロール摂取による疾患リスクが推定されている。卵の摂取量と動脈硬化性疾患罹患との関連を調べた 2013 年のメタ・アナリシスでは、卵の摂取量と冠動脈疾患及び脳卒中罹患との関連は認められていない。日本人を対象にしたコホート研究の NIPPON DATA80でも、卵の摂取量と虚血性心疾患や脳卒中による死亡率との関連はなく、1 日に卵を 2 個以上摂取した群とほとんど摂取しない群との死亡率を比べても有意な差は認められていない。卵の摂取量と冠動脈疾患罹患との関連を調べた JPHC 研究 でも、卵の摂取量と冠動脈罹患との関連は認められていない。また、糖尿病患者においても、卵の摂取量と冠動脈疾患罹患との関連は認められておらず、横断的な卵の摂取量と糖尿病有病率との関連も認められていない。

卵の摂取量が、毎日1個でも2個でも関係無いというエビデンスが報告されているんですね。結局2015年の食事摂取基準では、コレステロールの摂取上限量の設定が見送られる事になりました。「コレステロールの摂取量は低めに抑えることが好ましいものと考えられるものの、目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため、目標量の算定は控えた。」ということです。卵はアミノ酸スコアも100ですし、安価で優良なタンパク源ですから、毎日1個をむしろ積極的に摂っていくべきかと思いました。

脂質異常症の項目、412ページより、図1を引用します。

それでも、食事で対策できることは、「コレステロール、飽和脂肪酸(肉類)、糖類、総カロリーを控える」「肥満解消する」「不飽和脂肪酸(魚類)、水溶性食物繊維を積極的に摂る」ということなんですね。水溶性食物繊維は、大麦、もち麦、ライ麦、抹茶、カレー粉、ココア、ケール、ニンニク、大豆、ゴボウなどで摂れます。

食事性コレステロール以外の8割の対策は、「適正体重」と「適正運動量」ということになります。人類の遺伝子は1万年前とほとんど変わっていないそうです。だから生活様式も1万年前と同じであることが理想的であり、現代文明の産物である、電車バス自動車を使わず、とにかく歩けってことなのでしょう。電車やバスに乗るときは1駅手前で降りるようにしましょう。ギリギリ許せるのが自転車ですかね。電動自転車はダメです。とにかくカラダを動かして汗をかけってことなのでしょう!

スーパーフルーツのヨーグルト?

ダノン オイコス SuperGoods レッドスーパーフルーツミックス

栄養素が豊富なスーパーフーズというものがありますが、栄養素が豊富なフルーツは「スーパーフルーツ」と言うんですね。栄養素と言っても、何が具体的にどのように良いのか、全て解明されているわけではありません。でも、分からないからといって摂らないのは勿体ないですね。「カラダに良い気がするから食べる」というのでも良いと思います。

試しに食べてみましたが、オイコスの濃厚なヨーグルトの下に、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)、ザクロ、クランベリー、そして何故かニンジンのジャムが入っております。そんなに甘くないですし、ヨーグルトが濃厚なので主食の代わりに使えそうな感じもありました。

https://www.danone.co.jp/oikos/products/

 

オイコスのHPには、「ヨーグルトの枠におさまらない」と書いてあります。はい、これは食べてみれば分かります。ボリュームがあって、満腹感が得られるヨーグルトなんですね。脂肪ゼロで低カロリーなのも良いですね。ちょっとお高いので週に1回とか2回とか、ある程度の間隔で摂られることをお勧めします!

がん予防10か条

世界がん研究基金・米国がん研究機構が2007年に発表した「がん予防10か条」ご存知ですか?それぞれの勧告は一般的に健康に良いとされていることで特に目新しいことでは無いのですが、それぞれ膨大な研究量に裏打ちされた実践的なアドバイスであり、毎日積み重ねることで3割程度のガン予防効果が期待できると推定されています。

編集委員であり、翻訳者でもある九州大学医学部名誉教授廣畑富雄先生は、「がん予防のライフスタイルは、他の慢性の病気、糖尿病、心臓病、脳卒中などの予防にも役立ち、皆さん方の健康で、幸せな生活につながります。」と述べておられますね。当然、脳の健康にも役立つことだろうと思います。ぜひ気に留めて実践していきましょう。

※日本語要約文
https://www.wcrf.org/sites/default/files/SER-SUMMARY-(Japanese).pdf

※世界がん研究基金の予防ページ
https://www.wcrf.org/dietandcancer/cancer-prevention-recommendations

1、身体肥満度・・・体重を正常範囲(BMI21-13)に保ち、正常範囲でもなるべく低いほうが望ましい。

2、身体活動(運動)・・・毎日の日常生活の一部として、つとめて身体を動かし活動的な生活をすること。身体活動レベルPAL1.6以上。毎日少なくとも早足で30分以上の運動。

3、体重を増加させる食物や飲料・・・食事の平均エネルギー密度)を、100gあたり125kcal 以下に抑える。糖分の多い飲料を避ける。

4、植物性の食事・・・植物性の食品を主として食べること。非でんぷん性の野菜と果物を、平均して、毎日600g以上食べること。比較的精製度の低い穀類や豆類、その他(食物繊維の供給源)から、集団平均で、毎日少なくとも25gの非でんぷん性多糖類を摂取するようにする。非でんぷん性の野菜としては、緑色の葉菜類、ブロッコリー、オクラ、茄子、白菜などを含む。しかし例えば、馬鈴薯、ヤムいも、さつまいも、タピオカなどは含まない。非でんぷん性の根菜類としては、人参、キクイモ、セロリの食用茎、かぶ類が含まれる。

5、動物性食品・・・肉(牛肉、豚肉など)の摂取を控える。加工した肉は出来るだけ避ける。肉の摂取を生肉換算で週に500g以下とする。調理すると2〜3割減るので調理肉だと週400g以下とすべきである。

6、アルコール性飲料・・・アルコール性飲料(酒類)の摂取を制限する。酒類は冠動脈性心疾患に対してアルコール性飲料は予防的に働く可能性があるが、がん予防の観点から1日のアルコール摂取量を10-15g(350ccビール1缶、日本酒半合)以下とすべきである。

7、保存、加工、調理・・・ヒト集団の食塩の平均摂取量を、一日5g(ナトリウムで2g)以下にすること。カビに汚染された穀物や豆類から生じるアフラトキシンへの曝露を、最低に抑えること。かびに汚染された穀物や豆類を避けること。(日本においては輸入穀類やナッツ類に危険性がある。)

8、食事のサプリメント・・・サプリメントに頼らず食事のみから必要な栄養を摂ること。サプリメントがガンに対して予防的に働く場合もあるが、リスクを高める場合も観察される。

9、授乳(特殊勧告)・・・母親は授乳を行い、乳児は授乳を受ける。授乳は母子共に健康に作用する。最低6ヶ月は授乳のみで育てるべきである。

10、がん生存者(特殊勧告)・・・がん生存者は、専門家より栄養に関するアドバイスを受けて、食事・体重・身体活動について、この勧告を実施すべきである。

引用文言:
World Cancer Research Fund / American Institute for Cancer Research.
Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: a Global
Perspective. Washington, DC: AICR, 2007