アレルギーを腸で治す?

藤田紘一郎、「大人のアレルギー」は腸で治す、大和書房

読了しました。非常に考えさせられる内容です。最も印象的なことは、「私たちの体を構成する細胞は1万年前から変わっていない」ということですね。細胞は変わっていないのに生活が変わってしまった。だから細胞にとってストレスになるような清潔すぎる現代文明社会との関わりを考え直せという教えです。

藤田先生の提案を列挙してみます。

1、アトピーなら、薬用石けんで洗うことを控えて、軽く水洗いに留めよ。自分自身の皮脂が最高のバリアである。その皮脂を洗い落とすな。

2、地面に落ちた食べ物を拾って捨てずに食べよう。昔の人と同じように「不潔に=自然に」生活せよ。

3、腸内細菌を守るため、抗生剤、塩素入りの水(水道水を飲むこと)、保存料などの食品添加物は控えよ。加工食品禁止。

4、様々な食材を万遍なく摂取せよ。同じ食材をとり続けるとアレルギーの許容量を超えやすくなる。

5、抗ヒスタミン薬や、ステロイド剤、アレルゲン隔離策には限界がある。腸内細菌を増やしてアレルギー体質から脱却することが必要である。

6、鼻水くしゃみには「小青龍湯」、アレルギー全般に「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」、子供には「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」。

7、大人は精製された炭水化物を控え、主食は全粒穀物に変え、糖質制限によってアレルギーが改善する。

8、サラダ油やマーガリンは控えよ。オメガ3脂肪酸(アマニ油、エゴマ油、青魚油)が不足しているので積極的に摂る。

9、オメガ9脂肪酸のオリーブ油も積極的に摂るべし。イタリアでは便秘解消に毎朝スプーン1杯飲む習慣もある。

10、週に2回ビフテキを食べて性ホルモンの分泌を維持せよ。

11、食事の前に小皿1杯分の生キャベツを摂る「食前キャベツ」で腸内環境を整えよ。味噌を少しつけると良い。

12、オリゴ糖を毎日摂取。キャベツ、タマネギ、ゴボウ、トウモロコシ、ジャガイモ、アスパラガス、大豆をローテーションで摂取。

13、レンコン、シソ、クレソン、ニンニクで、アレルギーを緩和せよ。

14、「笑い」はアトピーの最高の特効薬である。明るくポジティブな思考が免疫力を高めてアトピーを治す。

15、規則正しい生活と朝食で、腸を活性化させよ。

16、農家の子にはアレルギーが少ない。子供は泥んこ遊び、大人は土いじりが大切である。

どうです?抗ヒスタミン薬を飲む前にやることが沢山あると思いませんか?やることやって、それでもどうしても困ったときだけ飲むようにしませんか?抗ヒスタミン薬は!