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ビタミンD仮説

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世界の超エリート医師が集まるWHO世界保健機関のIARC国際がん研究機関で、2008年に「ビタミンDとガン」というレポートが発表されました。血中ビタミンD濃度とガンやその他の慢性疾患の罹患率に相関関係があるのではないか、という「ビタミンD仮説」を検証しようとする試みです。(紫外線照射の少ない)高緯度の居住者ほどガン罹患率が高まるという疫学研究に端を発して、血中ビタミンD濃度とガン死亡率の相関関係を評価するメタアナリシス(文献研究)が行われました。

2008年時点の結論としては、直腸結腸ガンについては低ビタミンD濃度とガン発生率に相関関係を認めることができましたが、乳がんについては証拠が限られ、他のガンについては証拠が確認できなかったというものです。いくつかの研究では、血中ビタミンD濃度は、ガンの発生率よりもむしろガンの進行、したがってガンの死亡率に影響を与える可能性があることを示唆しています。

また、無作為化試験に関する公表されたメタアナリシスにより、通常の用量のビタミンDサプリメント(10〜20μg、すなわち1日当たり400〜800IU)を摂取すると、50歳以上のすべての原因による死亡率が低下することが確認されたということです。日本の食事摂取基準では、18歳以上の男女で毎日5.5μgのビタミンD摂取が推奨されていますから(上限量は100μg)、一般的なマルチビタミン剤などを飲んでいても10〜20μgというのは達成することができません。いわゆるメガビタミン療法専用のビタミンDサプリメント(1粒25μgつまり1000IU)を摂る必要があります。マルチビタミン類では、大塚製薬のネイチャーメイドのマルチビタミンミネラルがビタミンD10μgで国産メーカー最高容量でした。

ビタミンDは日光浴で体内合成されますから、特に日射量の減る秋分の日から春分の日までの半年間(10月~3月)は重要になります。とにかく日光浴してビタミンDを飲めって事ですね!

大塚製薬ビタミンD

大塚製薬マルチビタミンミネラル