過熱調理油を何にするか

井上浩義、知識ゼロからの健康オイル

慢性炎症アレルギー防止の観点で、オメガ3脂肪酸については、「あまに油よりえごま油の方が良さそうだ」という結論を得たのですが、これは沸点が低くて酸化しやすいため「ドレッシングなどの生食用途」が推奨されています。

他方、オメガ3脂肪酸に比べて沸点が高く過熱調理にも適した油は何か、具体的に検討したことはありませんでした。「揚げ物は金輪際食べない」と決意していますが、家族全員に押し付けるわけにもいきませんので家に過熱調理油を常備する必要があります。そこで、上記の本も参考にして検討してみました。この本では過熱調理油として炭化水素18個が繋がっている一価不飽和脂肪酸オレイン酸が推奨されておりました。

日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表(油脂類)から、一価不飽和脂肪酸(炭化水素18個、n9オレイン酸、 n7シスバクセン酸)のランキングを抽出してみました。

※文科省、日本食品標準成分表2015年版(七訂)

https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365295.htm

食品名、100gあたり一価不飽和脂肪酸(炭化水素18)の量(g)

ひまわり油 ハイオレイック、80g
オリーブ油、73g
サフラワー油 ハイオレイック、73g
なたね油、58g
ひまわり油 ミッドオレイック、57g
落花生油、42g

ということで、「ハイオレイックひまわり油」を使用していくことに決めました。オメガ6リノール酸が少なくてアラキドン酸が合成されにくいというのがポイントですね。国産メーカーを推奨致します。

※参考食品

 昭和、オレインリッチひまわり油

※参考記事

えごま油VSあまに油


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