https://ja.wikipedia.org/wiki/清肺排毒湯
新型コロナウイルスの流行により、漢方医学の方面から緊急提言がいくつかなされています。
※週刊日本医事新報5008号、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14426
※日本感染症学会、COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方
http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=147
中国政府は「清肺排毒湯」を改良して新型コロナウイルス患者に積極投与し、治療成果を上げたということです。当然ながら日本では発売されていないのですけれど、市販薬ですと喘息適応の「麻杏甘石湯」が近い処方となっているようです。
※十全大補湯の疲労感改善効果と NK 細胞機能増強効果の検証
https://cdl.w3.kanazawa-u.ac.jp/houkoku/doc/reports/Ogawa_startup_report2015.pdf
※漢方薬「補中益気湯」のNatural-Killer細胞活性に及ぼす影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/37/2/37_KJ00001622267/_pdf
従来より、十全大補湯や補中益気湯や麻黄湯や葛根湯に免疫力を高める作用やサイトカインストーム(肺炎、多臓器不全)を抑制する作用があると言われていますので活用することも考えられます。医療崩壊してて自宅待機するしかない場合でも、これらの市販薬で感染初期のセルフメディケーションを頑張ることが考えられます。
※麻黄湯の自然免疫賦活作用
https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-23590906/23590906seika.pdf
※感冒・インフルエンザと漢方
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjmj/58/5/58_397/_pdf
日本では医薬品に分類されてない薬用人参(高麗人参),霊芝,冬虫夏草,板藍根など免疫を高める生薬を活用する手段も示唆されています。板藍根はホソバタイセイの根を煎じた生薬ということですが、免疫力を高めると言われるアブラナ科の植物なんですね。
※参考記事
発熱しても「自宅待機してください」と言われることも多いようですので、自衛策で市販薬や生薬類を活用することも検討すると良いですね。
コメントを残す