※参考論文、脱水症により粘膜免疫に重要な唾液抗菌タンパク質が減少する報告
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22686429
水を飲めば飲むほど免疫力がアップするというわけでは無さそうですが、脱水症やドライマウスが免疫力を低下させる可能性が高いことは論文報告があります。脱水気味の人は、水を飲めば免疫力がアップするのです。
※参考記事、花王(インフルエンザの「かかりやすさ」その差は唾液にあった)
https://www.kao.com/jp/kaonokao/dna/2_1/
※キューピー、知っておきたい高齢期の食事・水分補給
https://www.kewpie.com/education/information/senior/
※オムロン、本当は怖い「ドライマウス」
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/48.html
※参考論文、唾液と口腔機能の関わり
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspen/31/2/31_675/_pdf
唾液を増やせばよいのですから、水分を良く摂り、耳下腺マッサージをして、歯磨きで口内マッサージをすることも有効でしょう。
水分補給は単に水を飲めば良いというものでは無いようです。ナトリウムやカリウムなどの電解質に加えてブドウ糖が含まれていたほうが腸での吸収は良くなります。ブドウ糖はエネルギーなので腸壁が優先的に取り込もうとするわけです。下痢の時は水を飲んでも吸収されにくいので、和食では昔から下痢の病人に「重湯(10倍粥)に塩や梅干しを掛けて」与えていましたが、これは現代医学からみても合理的な補給方法であると判明したのです。ミネラルウォーターよりもスポーツドリンク、スポーツドリンクよりもOS1など経口補水液の方が吸収は良いのです。電解質たっぷりの味噌汁なんかも脱水予防に有効と考えられます。
水分補給は一度にたくさん飲んでも排泄されてしまいますので、こまめに少しずつ摂るのがお勧めです。ティータイムなどの食間喫茶習慣は脱水予防の観点で合理的な補給方法であったというわけです。年を取ると「喉が渇いた」という感覚も衰えて感じにくくなるので、のどの渇きとか水を飲みたいという気持ちに頼らず、喉が渇いたとか水を飲みたいを感じる前に、2時間に1杯など定期的な水分補給をお勧めします。夜寝る前の一杯、朝起きた時の水一杯も良いですね。寝る前の一杯は宝水と呼ばれて昔から重視されて来ました。
https://pocarisweat.jp/scene/sleep/
※参考記事
※水分補給飲料
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