パイナップルはブレインフード

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パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素ブロメラインに、様々な生理活性があり、脳の機能維持にも役立つ可能性がありますので、関連する論文を御紹介致します。

※ブロメラインは抗炎症剤として非ステロイド性抗炎症薬に匹敵するが副作用が少ないとする報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28065968/

※ブロメラインの創傷治癒、循環改善剤、抗炎症作用、抗血栓作用、線維素溶解作用、抗癌作用、免疫調節作用報告。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27602208/

※ブロメラインが狭心症、気管支炎、副鼻腔炎、外科的外傷、血栓性静脈炎の治療、薬物吸収の促進、抗ガン活性、変形性関節症、下痢、心血管疾患を緩和する報告。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23304525/

※ブロメラインがコロナ重症化を予防する可能性について報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33205039/

※ブロメラインの抗炎症および抗血栓作用がコロナ管理に有効な可能性があると報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33084621/

※ブロメラインが消化器疾患における消化補助剤として機能する報告。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19152478/

※ブロメラインがオートファジーを誘導し乳癌細胞のアポトーシス応答を促進する報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20848558/

※ブロメラインが肝細胞癌の腫瘍形成能を阻害する報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33735410/

※ブロメラインの抗ガン作用は西洋ワサビなどに含まれるペルオキシダーゼにより増強される報告。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30453006/

※ブロメラインがリウマチ患者のQOLを改善した報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31674795/

※パイナップル摂取が飛蚊症を改善する報告

http://www.jofamericanscience.org/journals/am-sci/jas150419/03_34649jas150419_17_30.pdf

このように、ブロメラインの抗炎症作用と抗血栓作用は、脳の炎症を抑えて脳の血流を良くするのですから認知機能の維持に役立つ可能性があります。今後の研究にも要注目です。

ブロメラインは酵素であり、タンパク質ですから熱変性してしまいますので加熱殺菌すると酵素活性が落ちてしまいます。パイナップルを食べるなら、加熱殺菌されていない「生パイナップル」を自分で切って食べましょう。スーパーで売っているカットパイナップルでも良いでしょう。でも、缶詰とかパイナップルジュースは加熱されているので「全く意味が無い」とまでは言いませんがブロメライン酵素のパワーが相当に弱くなっているでしょう。


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