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最高の栄養素、それは、、

江部康二監修、ビジュアル版糖質制限の教科書、洋泉社

監修者の江部医師は自らの糖尿病を糖質制限食で治療した経験を生かして京都で実践的な医療を提供されている先生です。糖質制限というか、体重制限、BMI調整というのは大事だなと思って、我が家でもカロリー制限をやっていましたので、この本も参考程度に読んでみたんです。そうしたら、「スーパー糖質制限食」、「スタンダード糖質制限食」、「プチ糖質制限食」というものが図解で説明されていまして、それぞれ、「3食全部ゴハン抜き」、「2食ゴハン抜き=昼だけゴハン食べる」、「夕食ゴハン抜き」と書いてあるわけです。

なに-!それなら、今まで我が家でやっていた子供用ゴハン茶碗を使うという糖質制限は「プチ糖質制限食」にすらなっていなかったのか!と目からウロコが落ちました。更にこの本では、糖質制限をしても健康に問題は無いことが詳細に説明されています。人類700万年の歴史で穀物の農耕により糖質過剰摂取が始まったのはわずか1万年程度であり、更にこの200年程度は精製された炭水化物をメインに摂取しているという異常事態であり、白いパンや白米なんぞ人類本来の食べ物ではないという御主張です。

確かに、「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」というものはありますが、「必須炭水化物」「必須糖質」というものはありませんね。糖=グリコーゲンは、あらゆる食材から代謝によって生合成することができるから必ずしも食材から摂る必要は無いというわけです。食生活の変化に、人類の遺伝子が追い付いていない状態というのでしょうか。

カロリー制限じゃなくて、糖質制限が必要ということです。米国糖尿病学会は、2007年までは糖質制限食を推奨しないとしていましたが、2013年10月「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」において正式に容認しました。各自治体で行われている保健指導の結果を詳細に分析すると、糖質制限食の有効性が浮かび上がってきます。

※糖尿病、久山町の悲劇と糖質制限法 糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食、江部康二
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jln/26/1/26_47/_pdf

※The Lancet, Volume 390, No. 10107, p2050–2062, 4 November 2017
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(17)32252-3/abstract

アメリカの医学誌ランセットでも2017年8月に、「高炭水化物摂取量は全死亡率を高めるリスクがあるが、総脂肪摂取及び個別脂肪酸量は全死亡率の低下に関連していた。総脂肪および個別脂肪酸量増加は、心血管疾患、心筋梗塞、または心臓血管疾患の死亡率に関連していなかったが、飽和脂肪酸摂取量は脳卒中発症率と逆相関していた。これらの知見に照らして、世界の食生活ガイドラインを再検討すべきである。」という内容の論文が発表されました。飽和脂肪酸を沢山摂ると脳卒中を減らすという結論は衝撃的ですね。脂肪酸はグラム当たりのカロリーが多いので、1日の摂取カロリーを同じにするならば、必然的に糖質は減らした方が良いということになります。

糖尿病や予備軍の場合、BMIが21を超えているような場合、「最高の栄養素は、夕食のゴハンを抜く」ということになるわけです。糖尿病とインスリンは、認知症や他のあらゆる生活習慣病とリンクしていますから、脳の健康を考える場合とても重要な論点になると思います。何かを食べなきゃいけないなら、その食材を買ってきて調理する必要があるのですが、抜くなら食べないだけですから簡単ですね。まあ、その代わり、多少おかずである、タンパク質や食物繊維を増やさないといけませんからそれは大変かもしれませんが、効果は大きいです。

※参考URL、カシオのBMI計算サイト
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732
 
糖質削減、糖質制限が継続して、BMIが21を切りますと、自分自身の食生活に自信を持つことができるようになります。たまに親戚や友人や職場の会合などで宴会などに行っても、モリモリ自信を持ってごちそうを食べることができます。後ろめたい気持ちはありません。ひさしぶりのご馳走を堪能すればよいのです!ご馳走はたまに食べるから良いのですね。それに気付きました。

みなさんも、「最高の栄養素」ぜひ摂取して下さい!