ルイボスティーはブレインフード

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ルイボスティーが良いというのでpubmed文献調査してみました。

※ルイボスティーの心血管疾患作用

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20833235/

こちらの論文では、40人のボランティアが 6 週間、毎日 6 カップの発酵ルイボスティーを摂取して、その後の対照期間との血液検査値の比較を行った結果が報告されています。ルイボスティー消費期間は、対照期間と比較して、血清中LDL-コレステロール(4.6±1.3 mmol/L対3.9±0.7 mmol/L)およびトリアシルグリセロール(1.7±0.8 mmol/L対1.2±0.7 mmol/L)を有意に低下させ、HDL-コレステロール(0.9±0.1 mmol/L対1.2±0.2 mmol/L)を有意に増加させたと言います。血行を改善するということは、脳も含めた全身状態に良い影響が期待できそうです。

※ルイボスティーが糖尿病ラットに対する抗酸化作用

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15910170/

こちらの論文では、糖尿病ラットにルイボスティーを摂取させて、血漿中およびさまざまな組織中の終末糖化産物(AGE)およびマロンジアルデヒドMDA濃度を有意に低下させたと報告されています。

※ルイボスティーの肝毒性症例報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32828746/

ルイボスティーの抗酸化作用から一般に肝臓保護作用があるとされているにも関わらず、注意すべき肝毒性を生じる場合があるという注意喚起の論文もありました。過ぎたるは及ばざるがごとし、ルイボスティーも飲み過ぎには注意が必要です。

※ルイボスハーブティーは、成人アトピー患者のアレルギー性好塩基球の活性化を減少させた報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31672527/

論文の要約がありませんが、ルイボスティーがアトピー性皮膚炎の改善に作用する可能性が報告されています。

※ルイボスティーの効用に関する過去20年間の文献調査

https://www.sciforschenonline.org/journals/nutrition-food/article-data/NFTOA166/NFTOA166.pdf

PUBMED検索(2000年~2020年6月)により、7件のヒト試験と49件の実験室研究が確認され、全体として ルイボスティーの摂取は、心血管疾患のリスクを持つ患者の脂質代謝と抗酸化力に寄与するようであるとされました。他にも 血糖コントロール、骨、肝臓、認知、呼吸器系の健康に対する有望な「一般的」効果も報告されています。

※ラットにおけるルイボス茶の抗炎症作用の報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19419525/

 7 週齢のラットを 2 つのグループに分け、1 つのグループにはルイボスティーを与え、もう 1 つのグループには水を与え、繁殖の 4 週間後、抗酸化力(抗炎症力)の指標となる血清スーパーオキシドジスムターゼ (SOD) レベルと、DNA損傷の指標となる、尿中 8-ヒドロキシ-2デオキシグアノシン (8-OHdG) 濃度を測定したところ、ルイボス群でSODレベルは有意に増加し、8-OHdGレベルは有意に減少したということです。

※ルイボスティーの抗原特異的抗体産生を促進する可能性報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11758901/

マウスの抗原特異的抗体産生およびサイトカイン産生に対するルイボス茶抽出物の効果を調べたところ、10 μg/ml から 1000 μg/ml の範囲の濃度で、インターロイキン 2 (IL-2) の生成を増加させ、インターロイキン 4 (IL-4) の生成を抑制しました。ルイボスティーの摂取は、がん、アレルギー、エイズ、その他の感染症など、Th1 免疫応答の深刻な欠陥を伴う疾患の予防に役立つ可能性があると報告されています。


ということで、飲み過ぎは禁物のようですが、ルイボスティーの抗酸化力を生活に取り入れることは全身状態の維持改善に役立ちそうです。

※アマゾン通販のルイボスティー

 伊藤園、ヘルシールイボスティー

 


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