WHOのレポートで認知症の7つのリスク要因として、次のものが挙げられています。
・糖尿病
・中年期の高血圧
・肥満
・うつ病
・運動不足
・喫煙
・低い教育レベル
「糖尿病」と「高血圧」と「肥満」と「うつ病」は、様々な生活習慣や食生活(ブレインフード)などで予防できますし、「運動不足」と「喫煙」も、運動を頑張って禁煙すれば予防できるのですが、「低い教育レベル」ってどういうことなのでしょう。
レポートによると、高所得国で、教育や職業的技能のレベルが高い場合に認知症の罹患率は低い可能性が示されているということです。
※参考論文、脳の予備力と認知症の関係
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16207391/
つまり、高度な教育を受けて、脳を高度に駆使する職業に就いて、病前のIQが高く、複雑な精神活動を継続している場合には、認知症発症リスクが低下するというのです。言うなれば「頭が良いひとは認知症になりにくい」という研究なのですね。高齢者になってからも複雑な精神活動を継続することが大事だというのです。それは仕事でも良いですし、趣味でもボランティア活動でも良いですが、若い人々と交流し、実質的に役割を負担して、議論したり、決断したりすることが大事ということなのですね。「頭の体操」を継続して下さいということですね。
頭の体操って、頭脳ゲームも含まれるでしょうか。囲碁・将棋・麻雀・数独などでしょうか。
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