こちらはブレインフードのサイトということで「脳に良い食べ物」を論文検索などで探し続けてきましたが、逆に食べないことが記憶力を高めるかもしれないという研究報告を見つけてしまいました。折角なので御紹介致します。
この論文では、マウスの動物実験ですが、3ヶ月間にわたって、12~24時間の短期断食を繰り返した場合に、記憶を司る脳の海馬神経新生を増加させた兆候がみられたということが報告されています。断食により栄養が途絶えると体中の細胞が危機を察知して生き延びるために頭を働かせる準備をし始める、ということでしょうか。
こちらはショウジョウバエを使った実験で、空腹状態になると記憶力があがる仕組みを解明した研究です。空腹で血糖値が下がりインスリン分泌が減ると長期記憶を造り出す遺伝子の発現が促進されるのだそうです。ヒトでもインスリンは使われているのでハエと同じ仕組みで記憶力をたかめる可能性があるようです。
断食をするときも、脱水症状になると危険ですから、是非水分はどんどんとって頂きたいと思います。断食の他、炭水化物を絶つという方法もあると思います。ゴハンやパンを半日絶つ程度なら気軽にチャレンジできます。夕食の炭水化物を抜けば12時間位は簡単に抜くことができます。
※参考書籍
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