脂質低下薬の認知症リスク

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加齢と共に避けがたい脂質異常症の治療で様々な薬剤が投与されますが、その一部の薬剤でアルツハイマー病(AD)のリスク増加があると報告する論文があります。

※一部脂質低下薬のADリスク増加を報告する論文

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31714636

具体的薬剤名は記載しません。上記論文を参照して各自ご判断下さい。その薬剤の長期暴露によりアルツハイマー病リスクが45%増加したとする報告になっています。

良く言われていることですが、脂質代謝改善は、薬に頼るよりも、運動や食習慣などの生活習慣の改善により対処するのが望ましいということになります。対策を箇条書きで御案内致しますので参考にして下さい。

  • コレステロール摂取を控える
  • 動物性脂肪の摂取を控える
  • 食物繊維を十分摂取する
  • 夕食の炭水化物を低減させる
  • 適度な運動を継続する(1日1万歩、ひとつ手前の駅で降りる)
  • BMIは20を切るべし(身長×身長×20、例えば1.7mの場合は、1.7×1.7×20=57.8が目標体重です)
  • 脂質代謝させるカルニチン(赤身肉、乳製品)を摂取する。
  • 脂質代謝させるビタミンB群(レバー、ニンニク、納豆など)を摂取する。
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大塚製薬、カルニチン

アサヒ、ビタミンB群


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