色んな仕事がありますが、新入社員、中堅社員、経営幹部など、様々な段階で、デスクワークが増える傾向があります。外回りは大変ですけど、運動ができるという利点もあります。様々な事情で、デスクワークをしなければならなくなった時に、せめてもの抵抗として職場内でストレッチしたり、立ち歩いたり、階段を使ったりして、運動量の維持に努めましょう。運動量の低下が脂質代謝やインスリン抵抗性(糖尿病リスク)に影響するという論文があります。
※運動量の低下が脂質代謝や糖尿病リスクに関係する報告
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29671031
この論文では、平均36歳で45人の習慣的に活発な被験者に、14日間の歩数減少(81%減少、マイナス1万歩、座っている時間が平均223分)と14日間の通常活動を試して貰い、各時点での身体活動(SenseWearアームバンド使用)、心肺フィットネス、体組成(X線吸収法/磁気共鳴分光法)および多臓器インスリン感受性(OGTT)を測定したところ、歩数削減後に、全身インスリン感受性、筋肉インスリン感受性指数、心肺持久力(最大酸素摂取量)および下肢除脂肪体重に有意な減少が見られ、逆に、総体脂肪、肝臓脂肪およびLDLコレステロールの有意な増加があったということです。
わずか2週間の低活動量生活でも、脂質代謝やインスリン抵抗性や悪玉コレステロール量に影響するとは驚きです。デスクワークの人は本当に注意すべきです。挙動不審な位に立ち歩きましょう。
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