チーズに抗酸化作用があり、血液中のHDL-コレステロール(いわゆる善玉コレステロール)をゆるやかに増やす働きがあると報告されています。善玉コレステロールを増やし、悪玉(LDL)コレステロールを減らす結果として血圧低下作用も期待されています。特に、かび系チーズ、ウォッシュタイプチーズには高い抗酸化活性があると報告されています。
※熟成8ヶ月のゴーダチーズの降圧作用が最も強かったと報告する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10908049
この論文では、天然チーズに含まれるペプチドにACE阻害活性があったと報告されています。
ACE阻害薬には、降圧作用、腎保護作用、インスリン感受性改善などの作用が報告されています。乳製品に含まれるLTP(ラクトトリペプチド)にACE阻害作用があり、これを利用した健康食品も発売されています。他に、豆類,野菜類,果実類、モロヘイヤ,クレソン,アシタバ,ハヤトウリ,キノコ類,鰹節にもACE 阻害活性があると報告されています。
※参考論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/59/7/59_348/_pdf/-char/ja
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