ダイキンとNECの共同研究で、オフィスなどの執務空間での知的生産性向上には空調による温度刺激が特に効果的であることが実証されています。眠気の兆しが見えた早期の段階で刺激を与えることが覚醒度を保つのに効果的ということです。温度刺激と、照度刺激と、芳香刺激(アロマ)では、温度刺激が最も覚醒度を高める効果が強かったという結果が出ています。
温度刺激は24度と27度を比較しており、照度刺激は1500ルクスと150ルクスを比較しています。アロマの詳細は不明ですが、眠気覚ましのアロマと言えば、「ペパーミント」「レモン」「ローズマリー」「グレープフルーツ」「ハッカ」などがありますね。
この実験では暗算の試験を行ったようですが、受験勉強にも応用できるはずです。真夏のエアコン設定で24度は現実的ではありませんが、姫路市役所では夏期25度のエアコン設定で労働生産性を上げる試みが行われています。28度の通常のクールビズ設定よりも労働生産性が向上して残業時間が減るのでメリットがあるとのことです。ダイキンはエアコンメーカーですからエアコンを沢山使って貰いたいという「ポジショントーク」の側面もありますが、実験で実証されていますので無視できません。
しかし温度を下げすぎても、いわゆる「冷房病、クーラー病、エアコン病」で体調を崩してしまうリスクもありますので、夏の受験勉強では、いつものエアコン設定よりも1~2度下げてみることから始めてみると良いでしょう。
※眠気覚ましノーズミント
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