アメリカ農務省が発表している健康的な食事の指数 Healthy Eating Index,HEI ご存知でしょうか。これは、アメリカ人のための食事ガイドラインの勧告とどの程度一致しているかを評価するために使用される食事の質の尺度です。
※最新ガイドライン
※pdf版
https://www.dietaryguidelines.gov/sites/default/files/2019-05/2015-2020_Dietary_Guidelines.pdf
このガイドラインは次のようなものです。当サイトの記事と比較しても、これはブレインフードに合致する基準であると分かります。
1、健康的な食事パターンには、「果物」「野菜」「タンパク質」「乳製品」「穀類」「脂質」を含み、「飽和脂肪酸とトランス脂肪酸」「砂糖」「塩分」が制限されているものだ。
2、栄養密度の高い食品を他種類摂取せよ。野菜ならレタスとセロリ、穀類なら全粒粉パン、果物ならリンゴとブドウ、乳製品なら無脂肪牛乳、タンパク質なら鶏ムネ肉と無塩クルミ、脂質ならマヨネーズ。
3、砂糖と飽和脂肪酸からのカロリーを制限して、塩分摂取量を減らす。
4、一般的な食品を、栄養豊富な食品に置き換える。クロワッサンより全粒粉食パン、フライドチキンよりハーブチキン、ほうれん草のクリーム煮より蒸しほうれん草、シロップ漬け果物より生果物、加糖スナックより無塩スナック、固形脂肪より液体油脂、加糖飲料より無糖飲料へ置き換えよ。
5、学校でも職場でも家庭でもサークルでも、誰もが健康的な食事パターンを創造し補助する役割を持っている。
※具体的なHEIの採点方法
https://www.fns.usda.gov/how-hei-scored
HEI2015(100点満点、1日1000kcalあたり摂取量、1カップは8オンス=230g、1オンスは28g)
摂取基準(摂取した方が高得点)
ジュースを含む総果物摂取量、0.8カップ以上で5点
ジュース以外の果物、0.4カップ以上で5点
総野菜類、1.1カップ以上で5点
葉物および豆類、0.2カップ以上で5点
全粒粉、42グラム以上で10点
乳製品、1.3カップ以上で10点
総タンパク質、70グラム以上で5点
魚介類および植物タンパク、23グラム以上で5点
不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸の2.5倍以上で10点(1.2倍以下でゼロ点)
抑制基準(抑えた方が高得点)
精製穀物、50グラム以下で10点(120グラム以上でゼロ点)
塩分、1.1グラム以下で10点(2.0グラム以上でゼロ点)
加糖、総カロリーの6.5%以下で10点(26%以上でゼロ点)
飽和脂肪酸、総カロリーの8%以下で10点(16%以上でゼロ点)
これはなかなか計算することが困難ですが、要するに「精製穀類」「塩分」「加糖」「飽和脂肪酸」を食べず、「豆類」と「全粒粉」と「不飽和脂肪酸」を食べれば勝ちという感じでしょうか。