※塩分摂取と肥満率の関連を報告する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31111867
塩分の摂り過ぎが健康に良くないのは常識ですが、どれくらい良くないのか、あまり分かっていませんね。抽象的に漠然と「塩分ひかえめ」をやっている気がします。それを真面目に調査報告した論文があったので、ご紹介いたします。
日本人1145人、中国人839人、イギリス人501人、およびアメリカ人2195人の、40〜59歳の男女4680人の横断的研究で、BMIと塩分摂取の相関関係を調査したところ、
1日あたり1 gの塩分摂取量は、日本では0.28、中国では0.10、イギリスでは0.42、そしてアメリカでは0.52高いBMIと関連していたということです。塩分摂取量が1日あたり1g増えると、肥満の可能性は日本で21%、中国で4%、イギリスで29%、そしてアメリカで24%高くなったということです。
理由は分かりませんが、「食塩=肥満」の公式は経験則として成り立っているということなんですね。頑張ってBMI20切りを目指しましょう。
※厚労省による国民健康・栄養調査
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
厚労省の国民健康栄養調査によると、平成29年度の日本人の平均摂取量は男性10.8g、女性9.1gでした。目標値は8gですので塩分過多の状態ですね。普通に何も考えずに生活していると塩分過多ということです。WHOは1日5g以下を推奨しており、減塩にやり過ぎは有りませんのでご心配なく減塩なさって下さい。減塩と、糖質制限と、有酸素運動、これを組み合わせると良いでしょう。
※参考書籍
※推奨食材
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