三叉神経刺激による発達障害対策

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三叉神経の電気刺激によってADHD尺度が改善したという報告があります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30768393

8から12歳まで、IQが85以上で情緒障害のあるADHDの62人の子供達に、4週間の二重盲検TNS刺激を与え、TNSを休止して1週間後にADHD評価尺度を測定したところ、有意な改善が示唆されたということです。二重盲検というのは、プラシーボ効果を排除するために、被験者を2グループに分けて片方には真実の薬を与え、もう片方には小麦粉で造られた偽薬をあたえるという方式です。TNSは電気刺激でやるようですので、片方には電気を流し、もう片方には電気を流さなかったということですね。

※TNS装置の例

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三叉神経は、目と耳と顎の中間地点あたりにある三つ叉の神経で、かなり重要な神経のようです。「こめかみ」の辺りでしょうか。

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家庭では電気刺激は難しいので、親子で顔のマッサージをやるのがよいのかもしれません。でも、それって、昔から、親子のスキンシップで行われていたことですよね。だとすれば、親子のスキンシップがしっかりしている家庭では、発達障害の予後も軽快していく可能性が高まるということなのかもしれません。

食べ物の記事では無かったのですが、これは重要だと思ってご紹介することに致しました。子供のADHDが改善するなら、大人の物忘れや高齢者の認知症も予防できるかもしれません。子供だけでなく、大人も高齢者も、三叉神経のマッサージは有効だと思います。


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