ドクダミ茶の抗不安作用
日本三大薬草のひとつドクダミ茶に含まれるケルセチン配糖体クエルシトリンには様々な薬理作用が期待されています。ドクダミは、漢字で「毒を矯める(矯正する)」という意味もありますし、別名十薬とも言われ、多くの効能がある民間薬として使われてきました。それは多くの効能を持つケルセチンの効能を指していたのかもしれません。ケルセチンには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用があるとされています。ケルセチンは、他に、タマネギ、リンゴ、サニーレタス、ブロッコリー、モロヘイヤなどからも摂取できます。
さらに抗不安薬作用があることも分かってきました。
※ドクダミに含まれるクエルシトリンの抗不安作用を報告する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27298626
そういえば明治生まれのおじいちゃんが良くどくだみ茶を飲んでいたのを思い出します。医療が進歩して日本人はどくだみ茶を飲む量が減ったかもしれません。日本古来の知恵をもっと活用すべきですね。
ちなみに、日本三大薬草の他の2つは、センブリとゲンノショウコです。
オリヒロ、どくだみ茶
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