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週1回疲れるまで運動すると頭が良くなる

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スポーツ選手が本番でパフォーマンスを上げるための手法として、カーボローディング(グリコーゲンローディング、炭水化物=ブドウ糖を筋肉に蓄積させる)という栄養戦略がありますが、これが記憶をつかさどる脳の海馬のグリコーゲン量も増やすという研究があります。「海馬グリコーゲンローディング」というのだそうです。

海馬の前に、普通のカーボローディングの復習です。

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これは大会の1週間前~4日前まで運動量を減らして体内のグリコーゲン(ブドウ糖)量を維持し、3日前から高炭水化物食に切り換え、2日前から前日は運動量を減らすか運動休止し、当日筋肉にグリコーゲンが蓄えられた状態で試合に臨むという作戦です。プロ野球の投手が中5日のローテーションとか言われるのはこれなんですね。筋肉にグリコーゲンが蓄積された状態で登板するためには最低4~5日は必要という科学的根拠に基づく登板間隔なんですね。

次に「海馬グリコーゲンローディング」ですが、面白いことに、海馬のグリコーゲン量は「1週間前のキツめの運動」によって増えることが判明したんですね。疲労困憊運動の具体的内容は、ラットが最大酸素摂取量の50~70パーセントの運動=20m/分を維持できなくなるまで継続したということです。ちょっとこれは人間に置き換えるとどうなるのか分かりませんが、早歩きで1時間位あるく感じでしょうか。これを1週間に1度やることにより海馬のグリコーゲン超回復を活用して記憶力を高めることができる可能性があるわけです。

海馬グリコーゲンローディングでは高炭水化物食は必須条件では無かったというのも興味深いですね。ただひたすら週に1回疲労困憊運動をすれば良いというのですから不思議です。昔から「文武両道」という言葉がありましたが、これはこのことを指していたのかもしれません。学問を究めたいなら運動もおろそかにするなということですね。