2018年11月14日、世界糖尿病デー

2型糖尿病は生活習慣が主要因と考えられていますから、医者に掛かって薬を貰うだけでなく、日常生活の食生活と運動習慣を是正することも極めて大事なことですね。その啓蒙活動のために、世界糖尿病デーが策定され、様々なイベントなどを通じて、日常生活の是正が啓蒙されています。国際実行委員会のホームページには、”DIABETES CONCERNS EVERY FAMILY” ー 全ての家族に関係する糖尿病、というキャッチフレーズが掲載されています。

糖尿病とガンの関係、糖尿病と認知症の関係も研究されており、血糖コントロールが全身の健康状態に大きな影響を及ぼすことが判明しています。

※国際実行委員会

Screenshot of www.worlddiabetesday.org

※日本実行委員会

Screenshot of www.wddj.jp

これらの活動は、「世界糖尿病連盟」が母体となって行われています。

※世界糖尿病連盟

Screenshot of www.idf.org

ちょっと読んでみたのですが「早めに専門医を受診して処方されたクスリをきちんと飲みましょう」というような趣旨の団体なのかなと思いました。それでも、2型糖尿病の全世界ガイドラインというのがありまして、その中にライフスタイルのマネージメントという項目があり、具体的な数値もありましたので御紹介致します。

※世界糖尿病連盟の2型糖尿病に関する世界ガイドライン
https://www.idf.org/e-library/guidelines/79-global-guideline-for-type-2-diabetes.html

Recommended care LS11
必要に応じて、身体活動の持続時間と頻度を増やし、30〜45分を週3〜5日、あるいは週に累計150分の、中等度の有酸素運動(最大心拍数の50〜70% )を行う。
LS12
禁忌がなければ、1週間に3回抵抗トレーニング(筋力アップトレーニング)を奨励する。

根拠となった研究
心臓保護栄養療法(飽和脂肪およびトランス脂肪を摂取カロリーの7%未満とし、食事性コレステロールは1日200mg未満とし、脂肪は総摂取カロリーの25-35%とする)は、総コレステロールを7-21%、LDLコレステロール7-22%、中性脂肪11-31%低減させる作用があった。

週に150分ということは、毎日20分ですから、往復20分と考えると、分速80mで、約800m先の店舗へのランチの往復が推奨されるということですね。最大心拍数の50-70パーセントというのは早歩きということでしょうか。


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