※カタツムリにおける紅茶と緑茶の長期記憶形成に関する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30214677
みなさんは喫茶店などで、お茶を注文するときに、紅茶と緑茶のどちらを注文しますか?日本人の我々は、緑茶はいつでも飲めるからと紅茶を注文することが多いのではないでしょうか。しかし、カタツムリの実験で、普通の池の水よりも、紅茶よりも、緑茶の方が長期記憶形成(LTM)が促進されたという実験報告がありました。同じ茶の葉から造られているのに違いが観察されたわけです。しかし、紅茶にも緑茶に比べて良い点があるのかもしれません。記憶力増強には役立たないけれど、その代わり、リラックス効果は逆に高い可能性もありますね。
この論文では、この事実1点だけが報告されています。なぜそうなるのか(作用機序)までは分かりません。人間の場合にも同様の効果があるのかも分かりません。しかし、研究論文(実験報告)というのは、ひとつの実験方法で、ひとつの結論が出れば十分存在価値がありますね。スモールステップで、次の実験論文に引き継いで行けば良いんですね。我々の日常生活でも、ほんの少しでも、紅茶よりも緑茶が良いのか、という認識が追加されれば認知機能の維持に役立つと思います。
※参考論文1
緑茶のカテキンには抗血栓作用が報告されており、男性の非喫煙者で血中エピガロカテキン3ガレート(EGCG)血中濃度が一番低いグループに比べて、一番高いグループで脳卒中発症リスクが47%低いことが示されています。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8227.html
※参考論文2
血液凝固因子である酵素トロンビンを阻害する作用が緑茶カテキンに報告されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsth1990/4/6/4_6_417/_pdf
※参考論文3
緑茶に含まれるepigallocatechin gallate(EGCG)が濃度依存的に血小板の凝集反応を抑制した報告。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20930016/
※参考論文4
緑茶、烏龍茶、紅茶の中で LDL 酸化予防効果が最も高いのは緑茶であるとする報告。
https://www.itoen.co.jp/wp-content/uploads//files/user/news/2001/20010823.pdf
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