ノビレチンの抗認知症作用

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柑橘類に含まれるフラボノイド成分の一種「ノビレチン」に、抗炎症作用や抗腫瘍作用や抗認知症作用が期待されています。
 
※東北大学の研究論文、陳皮の抗認知症成分 nobiletin の薬理作用とその機能性食品開発への応用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/132/3/132_3_155/_pdf
 
※農研機構の研究論文、カンキツ果実の機能性成分の検索とその有効利用に関する研究
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/naro-se/kinki_05_2.pdf
 
この研究によると、ノビレチン(NOB)は、柑橘類のフラベド(外果皮)とアルベド(中果皮)に良く含まれているそうです。フラベド(外果皮)は陳皮と呼ばれ七味唐辛子や漢方薬に使われていますが日常生活で摂取するのは難しいですね。アルベドというのは、外側の皮をむいたときに見える白い綿状の繊維質です。みかんを食べるときにこれを丁寧に几帳面に全部取る人が居ますが、気にせずガバっと食べちゃった方が良いと言うことです。

しかも、このアルベドのノビレチンですが、普通の温州みかんには殆ど含まれていないそうです。上記論文から、アルベドのノビレチン含有量リストを列挙します。

温州みかん(普通のみかん)・・・1.8mg/100g
タンジェリン・・・93.1mg/100g
タチバナ(橘)・・・46.7mg/100g
シークワーサ・・・41.0mg/100g
ポンカン・・・33.3mg/100g

ということで、なかなかノビレチンを摂ることは難しいことのようですが、手に入りやすい柑橘類として、ポンカンやシークワーサーを何とか活用したいですね。

やんばるシークワーサー


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