極低周波電磁界の記憶力への影響

極低周波電磁界(ELF-EMF)の身体に与える悪影響の研究が行われています。

送電線の近くの住人がガンや白血病になったという報告がありますが、最近の研究では記憶力にも悪影響を及ぼすリスクが示されています。

※環境省、生活環境中電磁界と健康リスク評価に係る調査報告書
https://www.env.go.jp/chemi/report/h17-10.pdf

※動物実験で極低周波電磁界の記憶力低下を報告する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30290199

ラットの実験で、100マイクロテスラの1日2時間で60日間暴露で記憶力の低下が観察されたということです。但し、いずれの試験でも1マイクロテスラの暴露では記憶力低下は観察されませんでした。

様々な送電設備や家電製品の電磁界の強さは次の通りです。(東京電力パンフレット「なるほど電磁波!」より)

送電線の下、地表から1m地点・・・6.4マイクロテスラ
電気カーペットから0cm・・・10.4マイクロテスラ
エアドライヤーから10cm・・・2.9マイクロテスラ
IHクッキングヒーターから30cm・・・2.5マイクロテスラ

これを見ると、実験で確認できるほどの強さの電磁界には日常生活では到達しないことが多いと分かりますが、記憶力に悪影響があることも考え合わせると、できるかぎり電磁界から離れた日常生活を送った方が良いと考えられますね。ジュール熱(ニクロム線などの電気抵抗による発熱作用)を使う電気暖房機は極力使わない方が良さそうです。

特に身体に密着させる、電気毛布とか、電気カーペットなどは避けるべきことになります。どうしても使いたい場合は、電流の向きを逆方向にした二重らせん配線で電磁波を打ち消す電磁波カットタイプのカーペットを買い求めるようにしましょう。

※zenken の電磁波カットタイプのホットカーペット ZCB-20K 《2畳タイプ》

※zenken 暖房器商品ページ

Screenshot of www.zenken-net.co.jp


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