起床後5~6時間は代謝が盛んになり、14時頃にBMAL1という脂肪を造るタンパク質の働きが最も弱くなり脂肪がつきにくくなります。高カロリーだけど食べたい食材があれば、午前中~昼食までに食べるようにしましょう。
栄西が説く持斎
栄西禅師の「出家大綱」という本に、食事は午前中に摂るべし、という「持斎」の作法が説かれています。これは八斎戒のひとつで、非時食戒とも言います。午後以降は固形物を食べませんが、勿論水分補給は良いのです。
原文(読み下し文)『持斎とは旦晨(たんしん)に明相(みょうそう)の現ずるより午時に正に食事にかなう、日もし乃至一線一髪も西に移れば食事に合せず、もし食すれば聖戒を犯す、理として当に謹慎なるべし。』
意訳『持斎というのは日が昇り南中する正午までに食事することである。少しでも日が西に傾いたら食べてはならない。食べたら戒律違反だから現に慎みなさい。』
栄西は鎌倉時代に75歳まで生きた長寿でしたから、昼食までしか食べないダイエットは有効であることが分かります。
食事のカロリー配分は色々ありますが、当サイトでは
朝2、昼3、夜1を推奨いたします。
ごちそうは夕食よりランチで食べると良いでしょう。睡眠時は代謝が下がりますので、脂肪合成が進みやすい時間帯です。寝る3時間以内はカロリー摂取を控えましょう。夕食は19時までに終わらせ、22時までに寝るのが良いでしょう。
※参考論文、勤労者の夕食終了から就寝時間までの間隔と健康状態との関係
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/66/4/66_185/_pdf
※豊田自動織機健康保険組合(朝2昼3夜1を推奨)
https://www.shokki-kenpo.jp/health_index/health_meal
時間栄養学
食べる順番も大切です。最近の「時間栄養学」の進歩により、食事の際に炭水化物より先に野菜を摂ることで、同じ量を食べても血糖値の上昇が抑えられることが分かっています。順番を変えるだけで食べる量を我慢しなくて良いなら、取り入れない手は無いですね。野菜を先に食べる健康法は「ベジファースト」と呼ばれ、学校給食の場面などでも推奨されています。
https://www.kewpie.co.jp/yasai/vegefirst/contents.html#contents01
http://www.osaka-eiyoushikai.or.jp/whats_new/pdf/wn_112.pdf
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kokoro/fukushi-kenko/kenko/action-plan.html
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