サバやウナギやマグロや、レバー肉、大豆などに含まれるリン脂質であるホスファチジルセリン(Phosphatidylserine 略してPS)が、記憶力の増強に役立つという研究があります。PSは脳の主要なリン脂質であり「脳の材料」と言っても良い物質です。
※オキアミ由来PSが健康な若年ラットの学習、記憶機能を向上させたことを報告する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22889566
若年ラットというところがミソですね。若者にも効きますよということです。大豆由来のホスファチジルセリンは「リパミンPS」という登録商標で発売されています。
子供向きのサプリメントまで発売されていて驚きます。今や中学受験や高校受験なども加熱していますから、少しでも成績を上げようと親御さんが買い求めるのでしょうか。上記wikipedia より、食品から摂れるPSの成分量を引用致しますので参考になさって下さい。サプリだけに頼るのは良くないので、食品とサプリメントをバランス良く使い分けると良いですね。
PS含有量(100gあたり)
サバ・・・480mg
ウナギ・・・335mg
マグロ・・・194mg
鶏モモ肉・・・134mg
鶏レバー・・・123mg
牛肉・・・69mg
豚肉・・・57mg
アンチョビ・・・25mg
大麦・・・20mg
イワシ・・・16mg
マス・・・14mg
玄米・・・3mg
大豆・・・2.8mg
ということで、穀類からはほとんど摂れず、肉類でも充分摂れるとは言えないですね。魚類が優勢になっているようです。魚を食べましょう!