ケシの実の鎮静作用

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言わずと知れたモルヒネの原料であるケシですが、長年食用とされてきた経緯から、発芽しないように処理されたケシの実が食用として流通され、あんパンの上に乗っていたりしますね。香ばしいパンになりますね。

欧米では、ポピーシードロールというケシの実が詰まったパンを食べる習慣もあるようです。このパン、日本でも販売されていることありますね、デパ地下とかで。

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それで、食用のケシの実を摂取後にどれくらいのモルヒネとコデインが検出されるのか、実験した報告があります。

※ケシの実摂取後に微量モルヒネとコデインが検出された報告
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26378141
 
それによると、ポピーシードロール消費後、7〜143ng/mLのモルヒネ濃度が1.5時間まで観察され、コデインは5.5%の検体で8〜28ng/mL検出されたということです。ナノグラムは本当に微量ですから、具体的な鎮静・鎮痛作用を発揮するのか分かりませんが、お困りの場合は試してみる価値はありそうです。

はくばく、ポピーシード


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