こちらの本によりますと、ブレーンアミノ酸で、記憶学習能力を高めることができるということです。具体的には次の5つのアミノ酸です。
・イソロイシン(必須アミノ酸=ヒトは生合成できない)
・フェニルアラニン(必須アミノ酸=ヒトは生合成できない)
・チロシン(準必須アミノ酸=乳幼児で生合成が未成熟)
・アルギニン(準必須アミノ酸=乳幼児で生合成が未成熟)
・グルタミン酸(無制限アミノ酸=体内合成が充分期待できる)
※チロシンが、ワーキングメモリ短期記憶を改善するという論文があります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10548261
※フェニルアラニンは、チロシンの前駆体です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フェニルアラニン
※アルギニンの経口摂取が老年性認知症を改善するという論文があります。
https://www.amjmed.com/article/S0002-9343(99)00396-4/abstract
※グルタミン酸とGABAの経口摂取によりマウスの記憶力向上に寄与したという論文があります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28655701
※イソロイシンは、神経伝達物質アセチルコリンの生合成に必要なアセチル補酵素Aの材料となりヒトの記憶や学習に関与しています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Isoleucine
https://en.wikipedia.org/wiki/Acetylcholine
ということで、魚類や鶏卵や大豆やチーズなど乳製品や肉類については、ローテーションで定期的に摂取することが推奨されます。