甲状腺機能低下症によるウツ症状

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甲状腺機能が低下して、元気が出なくなることがあります。

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中高年の抑うつ症状では、甲状腺機能低下症が原因となっている場合があるそうです。甲状腺ホルモンの分泌が減って、神経系や心臓など各器官の働きが低下することにより、全身倦怠感、無力感、便秘など、様々な症状を生ずるとのことです。

その場合は、甲状腺機能を高める食事対策を考えてみると良いでしょう。甲状腺ホルモンのレベルは血液検査で簡単に分かりますので病院受診が原則だと思いますが、その手前の段階で、「ちょっと元気が出ないなあ」という程度の場合は、食事対策を試す経過観察をしてみても良いでしょう。

甲状腺機能を高める食事方法

・ヨウ素=甲状腺ホルモンの材料を補充する。海藻類摂取の多い日本では通常欠乏症はありませんが、例外的に食生活の嗜好などにより不足気味の場合が考えられます。ヨウ素過剰摂取も甲状腺機能低下症の原因となる場合もありますので摂取量の調整は要注意です。あくまでも通常の食生活の範囲内で調整して下さい。

・ゴイトロゲン=ヨウ素取り込み阻害剤の過剰摂取に注意する。大豆、落花生、イチゴ、ナシ、モモ、ホウレンソウ、タケノコ、サツマイモ、アブラナ属の野菜(タカナ、ザーサイ、キャベツ、ブロッコリー、白菜、チンゲンサイ)です。

・マルチビタミンミネラルを補充する。亜鉛やマグネシウムやビタミンB群など、体内の代謝全般を高める栄養素の不足が疑われる場合は、これを補充することも考えられます。過剰症にも注意して、1日の所要量の半分以下程度で、広く浅く補充してみましょう。

・水分補給する。中高年は喉の渇きを感じにくくなり水分不足に陥っていることもあります。1日500cc以上の水分を意識的に摂取してみましょう。

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つまり、加齢変化に加えて、ヨウ素摂取が少ないのにゴイトロゲン摂取が多い場合は、甲状腺機能低下の可能性があるということですね。海藻が嫌いで豆乳ばかり飲んでいるなど、甲状腺機能の観点で危険な食事になっていないかどうか、検証が必要です。

もちろん、規則正しい生活と、良質の睡眠も大事ですね。これらの食事対策・日常生活対策でも改善しない場合は、やはり一度病院の検査を受けてみた方が良いでしょう。

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