https://en.wikipedia.org/wiki/Magnesium
日本人に不足しがちな栄養素であるマグネシウムと、慢性炎症や認知症との関係が研究により明らかになりつつあります。マグネシウム不足が糖尿病の原因になっているとする「マグネシウム仮説」を提唱する研究者も居ります。
※マグネシウムと糖尿病の関係について
※マグネシウム補給が主観的不安とストレスに及ぼす影響
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28445426/
※カタール成人の血清マグネシウム濃度と認知機能の相関関係
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32351381/
※2型糖尿病患者の血糖反応に対する経口マグネシウム補給の影響
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30587761/
※慢性炎症とマグネシウム欠乏の関係
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25023192/
マグネシウム経口補給により、不安感やストレスの測定値が低減し、認知機能が改善し、血糖値も改善し、慢性炎症も軽減される可能性が示唆されています。そんなに大事な栄養素であるマグネシウムについて、日本人は摂取不足に陥っているというのです。積極的に摂取して、少なくとも欠乏症は回避しなければなりません。
※文科省、食品成分データベースより
https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html
マグネシウム含有量の多い食品リスト(100gあたりのmg)
- 乾燥わかめ、、、1100mg
- 米ぬか、、、850mg
- 昆布素干し、、、700mg
- 干しひじき、、、640mg
- 純ココア、、、440mg
- インスタントコーヒー、、、410mg
- いりごま、、、360mg
- 無塩アーモンド、、、310mg
- 焼き海苔、、、300mg
- いり大豆、、、250mg
- 抹茶、、、230mg
- 紅茶、、、220mg
- カレー粉、、、220mg
- 小麦全粒粉、、、140mg
- 糸引き納豆、、、100mg
- 木綿豆腐、、、76mg
- 絹豆腐、、、63mg
- 玄米めし、、、49mg
- そば乾麺ゆで、、、33mg
- とうもろこし粉、、、31mg
- 五分づきめし、、、22mg
豆腐はマグネシウム含有量が少ないのですが、いちどに食べる量が多いのでトータルでマグネシウム摂取量を稼ぐことができる食材です。主食の穀類も、玄米、十割そば、全粒粉などにマグネシウムが多く含まれています。精白米にはほとんど含まれていませんので要注意です。コーヒー、ココア、緑茶、紅茶にも含まれています。日本人の食事摂取基準によると、成人男女で毎日約100mg程度の不足があるようですから、毎日豆腐1丁分のマグネシウムを追加できるよう意識して摂ると良いでしょう。
※参考サプリメント
アサヒディアナチュラ、カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD
※参考書籍
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