https://en.wikipedia.org/wiki/The_Canon_of_Medicine
西暦1025年に出版されたイランの伝統医学のテキスト、イブン・スィーナーの「医学典範 Avicenna’s Medicine 」(Al-Qanun fi al-Tibb)はイスラム世界だけでなくヨーロッパでも18世紀まで主要テキストとして扱われたほど優秀な医学書でした。他にも Kamel al-Sanaat al-Tibbyyah, Zakhireh Kharazmshahi などがあります。経験則に基づくイスラム医学の知恵が詰まった本です。
それらの本を現代医学の観点から評価した論文があります。要約部分だけでも各自ご覧になってみて下さい。
ポイント部分だけ御紹介致しますので食生活の中で試してみて下さい。
うつ病患者が食べた方がよいもの。
現代医学でも確かめられたもの=サケ化ニジマス属、ニンニク、牛乳、オレガノ、ミント、ホウレンソウ
特に重要とされた食材=ミント、バジル、ほうれん草、レタス、チコリ、カボチャ、子羊、サフラン、オレガノ、キュウリ、ピスタチオ、ミルク、ザクロ、アーモンド、マス(トラウト)
その他掲載された食材=コリアンダー、スカッシュ、ディル、セロリ、フダンソウ、マルメロ、スイカ、ブドウ、モモ、バナナ、リンゴ、スグリ、干しイチジク、卵、鶏肉
うつ病患者が食べない方が良いもの=キャベツ、ナス、タマネギ、ニンニク、ソラマメ、レンズ豆、牛肉、全粒粉パン、マスタード
うつ病患者が牛肉や全粒粉パンを食べちゃいけないなんて不思議なリストですが、現代では「食べ過ぎないようにしよう」くらいの解釈で良いと思います。他方、特に重要とされ、現代医学でも確認されているという、オレガノ、ミント、ほうれん草、牛乳、ニジマスあたりは積極的に摂ってみたい食材です。
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