欧米では人気のハーブ・サプリメント、オオアザミ、マリアアザミ、オオヒレアザミ、ミルクシスルですが、有効成分シリマリン(シリビニン)の作用により、肝機能保護や、低血糖作用が期待されています。
※マリアアザミの新しい効能を示唆する論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25686616
こちらの論文では、マリアアザミに肝機能保護に加えて、腎臓保護、抗高脂血症および抗アテローム性動脈硬化症活性、心血管保護、特に肝硬変患者におけるインスリン抵抗性の予防、癌、およびアルツハイマー予防なども期待できる可能性があると報告されています。
マリアアザミ抽出物であるタキシフォリンにアルツハイマー病の要因となるアミロイドベータの蓄積抑制作用があるという報告もあります。タキシフォリンは、果物、野菜、ワイン、茶、ココアにも含まれているようです。
※タキシフォリンのアミロイドβ蓄積抑制作用を報告する記事
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/20170404_press.html
まだまだ研究途上のようですが、肝機能保護については実績があるのですから、特にお酒が好きな中高年以上は定期的に摂取しても良い健康食品だと思いました。