※筑波大学の研究論文
http://www.pnas.org/content/early/2018/09/19/1805668115
https://www.researchgate.net/publication/327853659_Rapid_stimulation_of_human_dentate_gyrus_function_with_acute_mild_exercise
10分程度の軽い運動でも、記憶をつかさどる脳の海馬が刺激され、記憶力が高まることが筑波大学の実験で明らかにされました。
20代の健康な男女36人に、10分間リカンベントサイクルエルゴメーターのペダルをこぐ極めて軽い運動(最大酸素摂取量の30パーセント程度の運動)をした直後に、ニーモニック識別タスクを行い、記憶力の上昇を確認したということです。また、運動前と運動後のMRI画像を比較することにより、海馬の活動レベルの上昇も確認されたということです。
ということは、勉強するときは、休み休み、運動と勉強を交互に行うことが効果的ということが分かります。小学校の5分休みで、教室を移動したり、20分休みとか、昼休みに遊んだりして運動して、次の授業に移ることは効果的ということですね。
ずーっと座りっぱなしで勉強するより、10分程度の休憩時間を取って体を動かすことを繰り返した方が、勉強成果が上がる可能性が高いということですね。学校などの休憩時間は、教室の移動とか、教師の移動を考慮したものですが、その僅かな時間でも、スクワットをしたり懸垂をしたりして運動することにより学習効果が高まる可能性があることになります。是非、日常生活で取り入れてみましょう。