興奮喜び興味で記憶力向上

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ブレインフードの話題じゃなくてゴメンなさい。重要だと思ったので思わず御紹介しちゃいます。NTTドコモとeラーニングシステムの「すららネット」が小学校4年生から中学校3年生まで123名の生徒に対して行った実験で、学習前に「興奮」「興味」「喜び」の感情を持たせた場合に記憶力が向上することが確認されたということです。勉強するときは、興奮しながら勉強した方が効率が良いということですね。好きな科目、得意科目の勉強は効率が良いということです。得意分野を伸ばしましょうということでしょうか。どうしても興味が持てない分野の勉強は諦めるしかないかもしれません。勉強する前に、興味を持つ努力をすることが大切でしょう。

他にも、学習時に視覚だけでなく、聴覚刺激も活用して勉強した方が記憶力が高まるという研究があります。テキストの音読も効果がありますし、ランダムに作られたメロディーでも効果があるとする研究もあります。

※参考論文、教科書本文の音読が学習者にもた らす効果

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jade/10/1/10_KJ00009983692/_pdf/-char/ja

※参考論文、無作為に作られた聴覚刺激の学習の長期的な効果

http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/14405

音楽、テキスト音読、興奮、興味、喜び、ここまで列挙すると何か思い出しませんか?はい、オペラですね!ナチスドイツがワーグナーを政治利用したという事例が思い出されます。宗教分野でも、ミサ曲とか受難曲のアリアや合唱などが、音楽劇の要素を持ち、「学習効果が高い」ことが理解できます。単なる読書よりも、教師とのコミュニケーションを取りながら興奮したり喜んだりしながら学習した方が良いということになります。動画閲覧も読書よりは良さそうです。youtubeやTEDで勉強することも一理あるというわけです。

「全国学力テスト」で8年連続1位の秋田県。その秋田県の中でもトップクラスの学力を誇るという人口2600人、村の93パーセントが山林という東成瀬村でも、子供の興味を引き出す様々な工夫がなされているようです。「自学ノート」は生徒が自分で学習テーマを決めて自分で調べてノートにまとめて学校に提出し、学校では優秀な自学ノートを「自学コンクール」で表彰しているのだとか。それを地域住民みんなで奨励して見守っているというのです。それはやっぱり、「興奮」「興味」「喜び」を伴った学習法ということになるでしょう。

※参考書籍

主婦の友社編、「学力日本一!」秋田県東成瀬村のすごい学習法


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