キヌアの抗コレステロール作用

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キヌアは中南米原産のヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物で、ホウレンソウやビート(テンサイ、砂糖大根)と同科の植物です。イネ科ではないため穀物には分類されず、キビ(黍)、アワ(粟)、ヒエ(稗)などと同様に、雑穀・疑似穀物に分類されています。レストランなどでサラダに振りかけられているプチプチした食感の小さなタネみたいなものですね。

キヌアの良いところは、イネ科じゃないので、栄養成分(アミノ酸組成)がイネ科とは異なり、イネ科ばかり食べている場合の栄養の偏りを補えることです。実は小麦もコメと同じイネ科なので、栄養成分が違うと言っても、イネ科偏重であることは変わらないわけです。ごはんとパンを交互に食べてもイネ科偏重は防げません。例えば、イネ科で不足しがちなアミノ酸リジンをキヌアは豊富に含んでいます。イネ科偏重を防止するために、様々な雑穀を食べましょう。ちなみに、蕎麦(そば)はタデ科の植物なので、これもイネ科回避できます。

キヌアの抗酸化作用や抗炎症作用などが研究されていますが、抗コレステロール作用を報告する論文もあります。マイナー穀類なので、まだまだ知られていない未知の効能があるかもしれません。継続的に生活に取り入れましょう。

※キヌアの抗酸化作用、抗炎症作用を報告する論文

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28239982

※キヌアの抗コレステロール作用を報告する論文

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30857678

ライスアイランド、キヌア

はくばく、ローストキヌア

はくばく、キヌア


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